
Advances in Concrete Structural Durability
D.Eng HiroshiYOKOTA, Ph.D. TakafumiSUGIYAMA, 著・編集ほか
2010年11月24日~26日に北海道大学学術交流会館で開催された「第2回コンクリート構造物の耐久性に関する国際会議」のプロシーディングス。コンクリートは世界で最も広く使われている建設材料である。他の建設材料の生産量をすべて合わせても,コンクリートの総生産量の10分の1にもならないほど,コンクリートは世界中で多用されている。近年まで,コンクリート構造物はメンテナンス不要で,永久に耐久性を持つものであると考えられてきた。しかし,過去数十年の間に耐久性に関する数多くの問題が出現したことから,コンクリート構造物を劣化させる要因について世界中で研究が行われるようになった。現在では,コンクリート構造物は時間とともに劣化するものであるという認識が一般的になっている。また実際,想定より早い段階でのコンクリート構造物の劣化は,世界規模で急速かつ大きな問題となってきている。 中国などの新興国では,急速な経済成長とともにコンクリート構造物の建設ラッシュが続いているが,これら建設物の耐用年数の設定には疑わしいものがある。それは,これらの国々における経験不足,技術力不足によるものであり,特に港湾など海洋環境下の構造物において深刻である。このため,建設され続ける建設物の耐久性を確保するためには,耐久性を考慮した設計や性能に基づいた戦略的なメンテナンス方法を早急に確立する必要がある。本書の目的は,世界各地でこの分野において最先端で活躍する研究者を一堂に会し,コンクリート構造物の耐久性に関する最新の発見や研究成果,問題点,将来展望を公表し,相互の情報交換をはかることである。
- 出版社
- 北海道大学出版会
- 発売日
- 2010-12-01
- ページ数
- 736ページ
- ISBN
- 9784832903609
