明るい方へ 父・太宰治と母・太田静子/斜陽日記
「書きだしてしばらくは、とても苦しかった。最後まで書き終えることができた時、私の心は明るかった。二人の中の「聖なるもの」を、信じようと思った。」(太田治子) 娘の治子が二人に対して、愛情を込めつつ冷静な筆致で書いた『明るい方へ』。 母・太田静子が疎開中のできごとを中心に書き、父・太宰治が名作のもとにした『斜陽日記』。 「このまま私が死んでいったら、治子はどうして大きくなるのだろう。一人になった治子を、空の上から太宰は見守って下さるのだろうか。」(太田静子) 太宰治が「一ばんいいひととして、ひっそり命がけで生きていて下さい。コヒシイ」と書き送った相手、『斜陽』のモデルとなった太田静子。時間を置いたからこそ見えてきた、二人のあいだの真実とは。 太宰と静子の娘・治子が愛情を込めて書き起こした傑作ノンフィクション『明るい方へ』。貴重な文学的資料であり、太宰が『斜陽』のもととした静子の回想録『斜陽日記』と合本する。 母の糸巻 太田治子 明るい方へーー父・太宰治と母・太田静子 太田治子 下曾我/斜陽/めばえ 斜陽日記 太田静子 ちくま文庫版によせる あとがき 太田治子
- 出版社
- 筑摩書房
- 発売日
- 2025-06-12
- ページ数
- 480ページ
- ISBN
- 9784480440303
