
あきぎり・浅茅が露 中世王朝物語全集1
あきぎり(あきぎり)福田百合子[校訂・訳注] 荒れた三条邸に住む姫君と契りを結んだ三位中将だが、 妻の母や乳母の祈禱によって訪れが絶えてしまう。 両親とも亡くして流浪する三条の姫君は、 密かに三位中将との間の姫君を出産。 やがて東宮に入内し、即位に伴って中宮に上る。 三位中将は失意の中に病死する。 男女の明暗の対照を鮮やかに描き出す、 新出の孤本の初の注釈書。 浅茅が露(あさぢがつゆ) 鈴木一雄 伊藤博 石埜敬子[校訂・訳注] 日月の光にも譬えられる二位中将と三位中将。 色好みの二位中将は、帝の姫君に失恋し、 失意の中、面ざしの通う姫君と方違え先で契る。 その姫君は義父の邪恋から逃れて身を隠し、 密かに二位中将の男子を出産するが、息絶える。 一方、道心あつい三位中将は、偶然、二人の形見の 男子を見出だし、しかも蘇生した姫君とも出会う。 多様な人間模様を謎解きふうの構想に織り込めた魅惑的な物語。
- 出版社
- 笠間書院
- 発売日
- 1999-10-01
- ページ数
- 324ページ
- ISBN
- 9784305400819
