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芥川龍之介ハンドブック

芥川龍之介ハンドブック

庄司達也

「羅生門」が発表されてから、ちょうど一〇〇年の節目の時を迎えます。芥川文学は、一〇〇年もの間、読み継がれる力を持ち続けてきたのです。そういう作品としての強度を持っているのです。しかしながら、このことは同時に次のような問いを我々に投げかけます。「何故多くの読書人が一世紀にも亘って芥川の作品と向き合ってきたのだろうか」。そこに作者や作品の力が大きく働いていることに疑いはないのですが、ただそれだけではない、他の何かが作用しているということも容易に想像されるのです。しかし、それは一体何ものなのでしょうか。本書の出版企画を進めるにあたっては、その問いの答えを探すことに重きを置きました。このことにかかわることがらを多面的、多層的な観点から明らかにしたい、そして、芥川文学を巡ってさまざまに展開されている研究の現状をしっかりと捉え直したい、ということを本書の目指す処としたのです。

出版社
鼎書房
発売日
2015-04-25
ページ数
206ページ
ISBN
9784907282134

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