
芥川龍之介が描いた近代中国の都市空間
芥川の中国題材作品における近代中国の都市表象に焦点を当て、その意味を解明。1921年の中国視察に基づいた『支那游記』は、伝統を失う中国への失望から辛辣な表現が多く、当時軽視された。しかし、芥川の作品は現実をそのまま描いたのではなく、現実には見えない「虚体としての都市」が、屈折したイメージを通して投影されていることを指摘する。 序章 第一章 芥川の中国旅行の背景 第二章 芥川と上海における日本語マスメディア 第一節 上海における日本語新聞 第三章 南京の虚構と現実 第四章 蕪湖の旅 第五章 湖南の革命表象 第六章 武漢の諸相 第七章 上海・北京における伝統演劇の鑑賞 第八章 「蛮市」天津で感じた「郷愁」 結章
- 出版社
- 春風社
- 発売日
- 2025-11-28
- ページ数
- 350ページ
- ISBN
- 9784868160533
