
感情と法
ヌスバウムの代表作の翻訳。▼現代のアメリカを代表する哲学者、マーサ・C・ヌスバウムの主著の一つ、Hiding from Humanity: Disgust, Shame, and the Law, Princeton University Press, 2004 の翻訳。アメリカ出版社協会(AAP)最優秀専門・学術図書賞受賞。▼ヌスバウムの著作は、日本では3冊(『国を愛するということ』(2000年、人文書院)、『クオリティー・オブ・ライフ—豊かさの本質』(里文出版、2006年)、『女性と人間開発—潜在能力アプローチ』(岩波書店、2005年)の翻訳が刊行されており、近年はアマルティア・センとの共同研究者としても知られる注目の著者。▼公平ではあるが無情でもある理性の秩序として捉えられてきた「法」。これに対し、ヌスバウムは、「法」をある社会の成員が共有すべく求められている「感情」の表現としてとらえ、法の基盤としてふさわしい「感情」とはどういうものかを検討する。▼差別意識を助長する「嫌悪感」と「羞恥心」など少数派の排除につながる「感情」を明らかにし、そこからフェミニズムや共同体主義とは異なる視点から、リベラリズムへの新たな視座を提供する大著。
- 出版社
- 慶應義塾大学出版会
- 発売日
- 2010-02-01
- ページ数
- 520ページ
- ISBN
- 9784766417197
