バッハ : 伝承の謎を追う
20世紀バッハ研究の総決算 忘れられた演奏習慣、数多くの真偽不明の作品、「フーガの技法」や「ロ短調ミサ曲」など、バッハの作品伝承にまつわる数々の疑問や謎を、厳密な資料学的研究の立場から解明する。 ・本書は1995年初版/2004年新装版を刊行した書籍を復刊したものです。 I バッハ研究の現状 研究の二大領域 資料学的方法 文献学的方法ーー楽譜校訂 分析的方法 II 演奏習慣の諸問題 忘れられた演奏習慣 記譜法の問題 楽器特定の難しさ 器楽および声楽編成の問題 合唱団の構成 奏法の問題 III 「バッハ復活」の背景ーーロマン派のゴシック的バッハ像をめぐって ロマン派以前のゴシック受容 ロマン派のバッハ受容 『マタイ』蘇演の放った光 IV バッハをめぐる偽作の問題 七百曲にのぼる真偽不明の作品 なぜ偽作が生まれるのか 疑わしい作品の実例 真偽判定の方法 V 『フーガの技法』の謎 『フーガの技法』をめぐる五つの謎 いつ作曲されたのか 楽器編成をめぐる論争 初版印刷譜の楽曲配列の欠陥 四重フーガは未完か否か 初版譜の校訂者は誰か VI 晩年のバッハとその作品ーーバッハ像修正の試み 変貌するバッハ像 作品に対する意識の変化 演奏実践における晩年の特徴 VII 『ロ短調ミサ曲』のバロック的普遍主義 後世への音楽的遺産として 最終楽章におけるパロディーの意味 あくまでも上演を望んだバッハ 注 あとがき 人名索引/事項索引/作品名索引
- 出版社
- 春秋社
- 発売日
- 2025-07-01
- ISBN
- 9784393932438
