ボードレール : 売春の芸術
堕落は、美の最終形態である ボードレールは売春を芸術の本質を照らす行為として捉えた。『悪の華』『パリの憂鬱』を読み解き、穢れと聖性が交錯する逆説の美学に迫る。 花のように咲き、闇のように堕ちる。 ボードレールが見つめたのは、人間の最も低い場所に潜む美の輝きだった。 売春という行為を通して、彼は芸術の宿命と人間の欲望を描き出す。 そこにあるのは、救済なき世界でなお美を求める魂の姿である。 堕落と崇高さがせめぎ合うボードレールの思想を、鋭く、そして詩的に読み解く。 はじめに 第一部:売春の芸術 序 1「売春」 2「孤独と自然」 3「群衆を楽しむ」 4「恋愛」 5「恋愛と悪」 6「神と売春」 7「聖なる売春」 8「革命」 9「言葉を終えて」 追章1「幻聴」 追章2「女性」 第二部:素描 序 1「万物照応の考察」 2「純粋経験と正岡子規の『写生』」 3「数」 4「自己の零から自己の善へ」 5「我と汝」 6「私を於いて」 7「モナド・世界内存在・神」 8「脱構築」 9「メシアの到来」 10「絶対無」 11「悪の考察」 あとがきに代えて 付録
- 出版社
- 幻冬舎
- 発売日
- 2026-05-01
- ISBN
- 9784344699045
