
暴走してしまう「民意」
民意が危険なものとなったとき、 リベラル・デモクラシーをどう守るのか? そこには、国民一人ひとりの覚悟が求められる。 過激な勢力に投票することは、単なる気まぐれや抗議の表現ではない。 選択肢がないという言い訳も通用しない。 民主主義にふさわしい道は、今もなお確実に私たちの前に存在している。 訳者序文 序章 ●有権者は常に正しいのか ●多数は真理だーーそれが民主主義の覚悟である ●民主主義とは何か ●俗悪民主主義への反逆 ●「民意は神の声」などという甘ったれた幻想は、とうに崩れ去っている 第一章 わが意志が行われますように ●アテネからボンへ ●民主主義を唱えつつ、民主主義を殺す者たち ●「抑圧された民意」 ●テューリンゲン州の事例 ●真の民意とは何か 第二章 都市と地方、そして閉塞感 ●社会という地獄のなかで ●地方対都市 ●地方の過大評価 第三章 ポリクライシス(複合危機)時代の民主主義 ●肝心なのは最終的な結果である ●四年前と比べて生活は良くなったか、それとも悪くなったか ●誰がこの「複合危機」を引き受けるのか ●ポピュリズムの代償 第四章 あなたたちが望むもの ●トランプ遊びをするか、それともアイスクリームを食べるか ●では、もし国民が愚かな幻想を信じてしまったら ●情報と偽情報 ●政治にできること 第五章 民主主義を担うには私たちは愚かすぎるのか ●ボールとバットの話 ●「野生の獣」としての人民 ●政治について情報を得ようとしても割に合わない 第六章 民主主義の限界 ●民主主義と議事規則 ●民衆の単独支配に抗して ●民意を制度によって抑制する ●政治か、法か ●権力と競争 第七章 民主主義はいかにして生き延びるか ●共和国を守るための法律 ●禁止措置は有効である ●自由民主主義の敵に対抗するための連携 ●有権者には責任がないーーなぜそう言えるのか 終章 民意が凶暴化するとき、リベラル・デモクラシーをいかに守るか 参考文献一覧
- 出版社
- 同時代社
- 発売日
- 2026-09-08
- ISBN
- 9784868390190
