
チェ・ゲバラの影の下で
チェ・ゲバラの孫・カネック、 権力悪を批判してアナキストに 覆いかぶさる祖父の〈名声〉の重圧、親に同伴しての 幼児期からの世界放浪、革命キューバの混沌などに翻弄されつつも、次第に形成されゆく「詩と反逆の魂」。40歳で急逝した著者の文学的遺稿集。 解説/太田昌国「カネックのキューバ 革命論の意義」150 枚 チェ・ゲバラの長女、イルディータは語っていた。「キューバ革命は救い出されうるはずです。でも、どうやって、ということが私にはわからない。私にとって、夢は死んではいない。それは、今は、休眠状態か凍結状態かもしれない。共産主義は、 時勢に遅れずについていくことには失敗した。私が望むのは、人間の貌をした共産主義体制なのです」(本書「栞」より)息子カネックが本書で指し示している展望は、無数の〈イルディータ〉が抱いているに違いない夢を叶える道に繋がるだろうか。
- 出版社
- 現代企画室
- 発売日
- 2018-07-09
- ページ数
- 280ページ
- ISBN
- 9784773818079
