
朝鮮通信使易地聘礼交渉の舞台裏
江戸時代、日本と朝鮮の外交の現場において、意思疎通・情報伝達は多くの場合朝鮮語によってなされたと推測されるが、その具体的実像を伝える史料はさほど多くはなく、長正統氏によって紹介された8通の倭学訳官のハングル書簡が知られているにすぎなかった。 しかし、近年対馬宗家文庫の一紙物史料が整理・公開されるにおよび、100余通の新たなハングル書簡類の存在が明らかとなった。 本書は、この新発見のハングル書簡類に対して日韓の専門家が共同で解読に挑んだ研究成果であり、史料ごとに写真・翻刻・和訳・解説が付される。 これら書簡類の多くは、1811年の通信使易地行聘の外交交渉の舞台裏に関するものである。官撰の記録からはうかがい知ることのできない交渉の新たな一面が明らかとなる。
- 出版社
- 九州大学出版会
- 発売日
- 2018-06-12
- ISBN
- 9784798502311
