
中国社会・遊戯図譜
「結婚式のコンパニオンは美女ぞろい」 「首を斬った死刑囚から抱き着かれてショック死した首切り役人」 「ギャンブル狂の亭主に下着まで売り払われた女房」など、 清末の風俗画報『点石斎画報』をもとに、 旧中国の庶民の世界を活写する! 中国庶民の人生・政治・遊びなど五十七項目について詳しく解説した民俗図鑑。 立花隆氏が絶賛した『中国妖怪・鬼神図譜』の著者による待望の続々々編。 本書は、先に刊行した『中国妖怪・鬼神図譜』、及び『中国生業図譜』・『中国生活図譜』の続巻である。タイトルは前書と共に苦し紛れの命名で、あくまで便宜的なものだ。なお前書と同じく、一般に知られているものは簡単に、知られていないものは詳しくを、方針とする。 先ず『点石齋画報』全般の説明をしておくが、これは前三書と同様に『中国妖怪・鬼神図譜』の記述をほぼそのまま引用しておく。『点石齋(てんせきさい)画報(がほう)』(以下、『画報』と略称する)は、清末の光(こう)緒(ちょ)十年四月(一八八四年五月)に創刊され、光緒二十四年八月(一八九八年八月)に、五二八号をもって終刊となった、十日(旬)毎に発売された絵入りの旬刊紙(じゅんかんし)である。発行元は、上海の中国語新聞『申報(しんぽう)』の発行元である申報館。内容は、清仏戦争や日清戦争などの時事もの・文明開化で輸入されたテクノロジー・海外の不思議な習俗から、中国国内の市井のゴシップ・妖怪や幽霊に関する噂話まで、世紀末中国のパノラマのように、「ありとあらゆるもの」(武田雅哉)が取り上げられている。
- 出版社
- 中国書店(発売 集広舎)
- 発売日
- 2024-05-10
- ページ数
- 294ページ
- ISBN
- 9784867350430
