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中国現代美術の道

中国現代美術の道

潘公凱, 著楊冰, 監修・編集佐々木玄太郎, 監修・編集石井理, 翻訳高宮紀子, 翻訳ほか

近現代中国美術の歴史とは、西洋に刺激され、翻弄されながらも、 独自の発展を遂げてゆく、紆余曲折に満ちた歩みだった──。 宣教師たちによって細々ともたらされてきた西洋画と、 独自の発展深化を遂げてきた中国画の成熟。 そして、通俗美術の分野から次第に広がってゆく西洋絵画の技術、 徐々に広く、深くなってゆく西洋とのヒト・モノのコミュニケーション。 こうした世情を背景に、アヘン戦争からはじまった西洋近代との衝撃的な出会いは、 中国画の伝統を否定すべきか否か、来るべき近代の中国画はいかにあるべきか、 激しい論争とさまざまな活動を一挙に引き起こしてゆく。 中西の融合を唱えた嶺南画派、フランスにモダニズムを学んだ林風眠や劉海粟ら、 中国画の伝統の保護と更新を主張した黄賓虹と潘天壽──。 さらに、日中戦争から中華人民共和国建国へと展開する民族的危機を経て、 文化大革命、改革開放、グローバリゼーションの今日に至るまで、 中国の美術は、国家や人民にとっていかにあるべきか、という問いにも晒されてきた。 リアリズムとロマン主義の融合した革命絵画の勃興と、地方への写生運動、 その後の中国のアートの発火点となった「85美術新潮」──。 「中国にとって近代とは何か?」 国民的画家潘天壽を父に持ち、中央美術院院長などを歴任し、 みずからも現代中国水墨画を代表する作家である潘公凱が、 この大きな問いのもと堂々と描き出す大作。

出版社
左右社
発売日
2020-07-31
ISBN
9784865282788

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