
中国共産党の支配と権力
グローバル化と経済成長による巨大な社会変動の只中にあって、中国共産党はどのようにして一党独裁を維持しているのか? 2000年代に入り新興エリート層を取り込みつつある共産党の実態と現代中国政治の展望についての、最新かつ画期的な実証研究。 ▼2001年、江沢民中国共産党総書記が公式化した「最も広範な人民の根本的利益」の「人民」という言葉が意図したのは、「私企業家・専門職(弁護士、医者)、外資系社員」など「新社会階層」を取り込むことにあった。それ以降現在まで、党員リクルートも活発化し、さらに、企業へと「天下った」元党幹部らに党籍維持を保証するなど、既得権益体制の維持を図ろうとする動きが加速している。 ▼多数の資料と緻密な実証分析に基づき、共産党による支配の実態を解明するとともに、民主化を含む今後の中国政治 の方向性を探る、アクチュアルな問題に切り込んだ意欲的な研究書。
- 出版社
- 慶應義塾大学出版会
- 発売日
- 2012-07-21
- ページ数
- 430ページ
- ISBN
- 9784766419511
