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中世武家官位の研究

中世武家官位の研究

木下聡

官位(官職と位階)が武家に果たした役割とは何か。左馬頭、衛門督・兵衛督、四職大夫、受領などの官途や、位階が持った意義と性格を、室町幕府・織豊政権による任官・叙位、官途による序列を含めて検討。武家と官位の関わりを探り、政治や社会を規定していた「礼の秩序」を解明する。武士たちの官途の選択とその情報源について考察した論考を増補。  序章 中世の武家と官位をめぐる研究史 第一部武家官位の個別的展開  第一章 左馬頭   はじめに   1 南北朝期以前の武家における左馬頭   2 室町戦国期の左馬頭   3 室町幕府以後の左馬頭   おわりに  第二章 衛門・兵衛督   はじめに   1 公家における衛門・兵衛督   2 武家における衛門・兵衛督ー十四・五世紀段階ー   3 武家における衛門・兵衛督ー十六世紀以降ー   4 衛門・兵衛佐について   おわりに  第三章 四職大夫   はじめに   1 鎌倉・南北朝期における武家の四職大夫   2 室町期における武家の四職大夫   3 戦国期の状況と四職大夫となる意味   4 豊臣政権以後の四職大夫   おわりに  第四章 在国受領   はじめに   1 在国受領を名乗る守護   2 在国受領を名乗らない守護   3 戦国後期からの動向   おわりに  第五章 位階   はじめに   1 中世武家と位階   2 武家における三位の意義について   おわりに   第二部 統一政権と武家官位  第一章 室町幕府の官位叙任   はじめに   1 尊氏・義詮期   2 義満〜義政期   3 義熈期   4 義稙期以降の状況   5 室町幕府における官途奉行   6 叙任に必要な費用   おわりに  第二章 室町幕府の官途秩序   はじめに   1 室町幕府の官途秩序の形成について   2 戦国期における幕府官途秩序と武家官途の新展開   おわりに  第三章 室町殿袖判口宣案   はじめに   1 受給者側の要請による袖判口宣案   2 室町殿の意思による袖判口宣案   おわりに  第四章 織豊期の武家官位   はじめに   1 織田政権の官途・官位秩序   2 豊臣政権の官途・官位秩序   3 豊臣武家官位制と地域との関係   おわりに  補章 中世後期の武士の官途認識と選択  終章 総括と課題 あとがき 増補新版あとがき 索引

出版社
吉川弘文館
発売日
2025-02-01
ISBN
9784642048019

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