
中世王朝物語 表現の探究
「中世王朝物語」はまだまだ読み解けないところだらけである。難解な本文にどう向き合い、いかに読み解くか。今後のゆくえを照らす書。 全体を「主題・構想論」「典拠・先行物語受容考」「引歌表現考」「本文校訂考」の四つに分け、読解を試みる。精緻な読みから「中世王朝物語」の成立圏・作者圏までをも見通していく。 【……「中世王朝物語」には、かように多くの問題を抱えて解釈困難な本文状況にある作品が多いのである。繰り返すが、「中世王朝物語全集」がそれらをすべて解決して信頼できる本文を提供してくれているわけでは決してない。文化史や周辺諸学と切り結んだ高尚な論考の出現が期待される一方で、我々は不断に地道な本文読解の努力を続けなければならないと思うのである。】……序章より
- 出版社
- 笠間書院
- 発売日
- 2011-12-01
- ページ数
- 472ページ
- ISBN
- 9784305705778
