
伝統こけしの店 北鎌倉「おもと」の想い出
ベテランのこけし蒐集家から初心者コレクターまで、すべての「こけし好き」に捧げる一冊! ひょんなことから「東北伝統こけし」に興味を持って集め始めた私は、ある日、北鎌倉の伝統こけしの店「民芸おもと」を訪ねた。昭和50年にご主人と二人でこの店を開いたという西山光子さんは、親切に「こけし集めのいろは」を教えてくれた。 その後、何度も店を訪ねて西山さんからいろいろな話を聞いた。 盛秀太郎、小林清次郎など明治生まれの伝説のこけし工人たちとの交流、昭和のこけしブームの様相、おもとに通う常連さんたちの、こけしをめぐる面白いエピソードなどなど、どれも貴重な話だった。 「これは後世に残すべき話だ!」と思った私は、西山さんにインタビューして文章にまとめることを認めてもらい、マイクロレコーダー持参で店に通うことになった。本書はその内容をまとめたものでる。 おもとは開業して50年。その歴史は、部外者の私の聞き語りで一冊の本に収め切れるものではない。ただ、長い歴史の一部分であっても、私が面白いと感じたり、こけしが好きな人なら関心があるに違いない出来事、エピソードを伝えることができればと思う。(江草エスリー由香)
- 出版社
- スローウォーター
- 発売日
- 2025-12-18
- ISBN
- 9784910379524
