永遠でないほうの火
【言葉が奏でる究極の結晶】 とうめいな水の底に光る幻影は、 深い祈りが集めた光なのだと思う。 (東 直子) [自選短歌五首] どんなにか疲れただろうたましいを支えつづけてその観覧車 月を洗えば月のにおいにさいなまれ夏のすべての雨うつくしい 煮えたぎる鍋を見すえて だいじょうぶ これは永遠でないほうの火 ふいに雨 そう、運命はつまずいて、翡翠のようにかみさまはひとり ぼくを呼んでごらんよ花の、灯のもとに尊くてもかならず逢いに行くさ
- 出版社
- 書肆侃侃房
- 発売日
- 2016-06-10
- ページ数
- 144ページ
- ISBN
- 9784863852235
