
フェノロサ手稿「日本絵画蒐集作品解説付総目録」復刻・翻刻・邦訳集成 Complete Catalogue of Collection of Specimens of Japanese Art including Notes and Commentaries and Reference to the Other Note Books belonging to the Collector
ボストン留学中の故秋山光夫氏(当時東京博物館鑑査官)が1930年に現地の古書店で発見、購入した、アーネスト・フェノロサの自筆ノート(現在早稲田大学会津八一記念博物館所蔵)の初の公刊です。 お雇い外国人教師として来日後日本美術蒐集を開始したフェノロサが、入手した日本絵画の作品名、作者や流派などの基本情報を記し目録化した自筆ノートで、作品の図様や特色について自らの解説や助言を得た日本人美術専門家(鑑識家や画家)の意見が加えられています。ノート末にはフェノロサ自身が作成した索引も付されています。記載されている日本絵画は、米国帰国後、初代日本部部長となるボストン美術館に寄託され、現在同館の日本絵画コレクションの核の一つとなっています。フェノロサの日本での美術品蒐集の履歴や日本美術への理解を研究する資料としてだけでなく、明治期の専門家による日本美術の評価、そして日本美術の海外への流出史などを研究する上で極めて貴重ですが、現在まで公刊されることはなく、その内容は一部が紹介されるのみにとどまっていました。 本出版では、手稿ノート全ページの影印復刻に英文全文を翻刻、さらに編者による邦訳と解説を加えます。また、目録中の各作品とボストン美術館の収蔵番号との対照表を作成し、現在同美術館のウェブサイトで公開されている美術品へのアクセスの利便性を図ります。
- 出版社
- エディション・シナプス
- 発売日
- 2020-07-20
- ISBN
- 9784861662126
