
フィレンツェ市民文化における古典世界
記念碑的なボッティチェッリ研究(1893年)によって、イコノロジーという美術史上の方法論を開拓した文化史家アビ・ヴァールブルクが、再度フィレンツェに居を定めて、初期ルネサンス文化の深奥を考究した論文集。サンタ・トリニタ聖堂サッセッティ礼拝堂を舞台に、フィレンツェ市民文化における古典古代の再生の意味と影響について、国立公文書館所蔵の資料の博捜とドメニコ・ギルランダイオによるフレスコ画の鋭利な分析に基づいて明らかにする。また、素描集や銅版画など「小芸術」のなかに、中世からルネサンスへの芸術的発展の痕跡を見いだして、フィレンツェ市民文化の豊穣な世界を開示する。
- 出版社
- ありな書房
- 発売日
- 2004-06-20
- ページ数
- 320ページ
- ISBN
- 9784756604835
