
フォークナーのヨクナパトーファ小説
「基盤の解体」を鍵語にしてフォークナー創設の架空の土地、 ヨクナパトーファを舞台にした 複雑かつ難解な代表作『響きと怒り』『八月の光』 『アブサロム、アブサロム!』『行け、モーセ』を読み解く! 南北戦争での敗北によってアメリカ南部で 劇的に引き起こされた〈人種・階級・ジェンダーの境界のゆらぎ〉 = 〈貴族階級の白人男性層という旧南部社会の基盤の解体〉を、 〈ストーリー〉の時間と空間の基盤を解体する技法により、それが いかに強化されているのか、とスリリングな文学読解に本書は誘う。 第二部では、南部作家コーマック・マッカーシーや 映画作家クエンティン・タランティーノ、イニャリトゥ、アリアガ へのフォークナーの影響、そして、横溝正史の小説を比較。 さらに、大橋健三郎がなぜフォークナー研究に至ったのかを 考察して、日本人がフォークナーを研究することの意味を探る!
- 出版社
- 彩流社
- 発売日
- 2017-09-29
- ページ数
- 239ページ
- ISBN
- 9784779123979
