
普段
◆第六句集 武蔵野のすつ飛び雲や唐辛子 われわれの「鶴」誌は今年八月に創刊九五〇号を迎る。顧みて自分は石田波郷、石塚友二、星野麥丘人に見えて句作精進を重ねてきた。こんな幸せはない。才は三師に及ぶべくもないが、これからも自分なりに句作の道を励んでまいりたい。(著者) ◆自選十五句 初山のこゑのひよどり矢継早 芹の香や日々のあかしの友二の句 旅にして青葉の雨やブックカフェ 手の窪にのせて糸底涼新た 一茶忌の草鞋日和と言ひつべし 筆に腰さうめんに腰秋はじめ 柿むいて柿の日などもありてよし 日脚伸ぶ駅の広場にケーナの音 田螺鳴く利息が二円付いてをり 一の字に反りて鰰焼かれけり 武蔵野のすつ飛び雲や唐辛子 膝打つてさて策もなし秋扇 夫婦して訪ふ泉あり風鶴忌 七十も終りの九の初景色 観音の湖北へこころ草の花
- 出版社
- ふらんす堂
- 発売日
- 2024-05-24
- ISBN
- 9784781416496
