
楽を待つ
◆第一句集 夕暮れをさびしがる母白粉花 原田さんの句には力みやこれみよがしなところは全くない。 一句一句にちょっとした工夫があるのだが、 それを技巧とは感じさせないところが魅力である。 (序より・片山由美子) ◆片山由美子抄出十句 避暑の荷のひとつ九官鳥の籠 手を拭きて母の加はる庭花火 ひかり置くやうに初蝶とまりけり 待ち人が来る噴水の立ち上がり 日脚伸ぶ一日にして家組まれ 水筒を沈めて汲みぬ山清水 どの色も雫と散りて揚花火 花野ゆくうしろすがたの人ばかり 目くばせをされたるここち返り花 定位置にテーブルもどす四日かな
- 出版社
- ふらんす堂
- 発売日
- 2025-10-06
- ページ数
- 218ページ
- ISBN
- 9784781417769
