
現代化学史 原子・分子の科学の発展
【推薦】 野依良治 氏 (2001年ノーベル化学賞受賞者) ◎知的刺激に満ちた化学史 化学とは「もの」の科学であり、現代文明の礎である。20世紀、化学は物理学の成果を取り込んで大きな進歩を遂げた。生命現象解明に向けての科学的、技術的基盤を提供して生命科学の大発展を促した。さらに化学を基礎とした物質科学、材料科学の進歩は、人類の健康で豊かな生活を可能にした。本書は、近代から現代にかけての知的刺激に満ちた化学の発展の歴史を生き生きと描いている。世界的に専門の細分化にともなう視野の狭窄化が問題視されるいま、学問全体を広く見渡し、その発展の道筋を省みて将来を展望することは重要であろう。研究者だけでなく、自然科学に関心をもつ学生、教育者、一般市民の方々にぜひ読んでいただきたい本である。 【推薦】 益川敏英氏 (2008年ノーベル物理学賞受賞者) ◎廣田氏の『現代化学史』が面白い 氏は長年物理化学の分野で仕事をしてきた。其の業績は高く評価されている。その成果の中には長年の研究体験を踏まえた上での教育実績がある。 一般に化学の講義と言えば分子式を示し、この様な反応が可能であり、反応エネルギーはこれだけいる、の様な経験法則の羅列が延々と続くのが普通である。しかし氏は物理化学のプロである。 即ち、化学反応が進行している世界はミクロの世界であり、ミクロの世界はマクロの世界と違い量子力学がその世界を支配している。 20世紀に明かされてきた量子化学の世界は目を見開かされるものがある。それにこの本で出会える。
- 出版社
- 京都大学学術出版会
- 発売日
- 2013-10-01
- ISBN
- 9784876982837
