
現代における人の国際移動
<TPP参加の最重要イシューは『人の国際移動』!> ▼2013年2月、安倍首相はTPP参加へと大きく舵を切った。国内では、産業保護政策との関連でとかく「モノ」の移動が注目されがちだが、日本社会に最も大きなインパクトを与えるのは、「人の国際移動」である。 ▼経済面を見ると、TPP参加は、一方で生産年齢人口の減少に伴う労働力輸入、他方で日本人労働者の雇用確保というジレンマに加え、アジア諸国間での「トップ人材争奪戦」が本格化し、それが各国の国際競争力を左右する時代が到来することを意味する。 ▼しかし、政治面・社会面を見ると、話はそれだけにとどまらない。流入した多文化・多国籍からなる人々と、どのように共存し、より豊かな社会を築いていくべきなのか。政府による中長期的ビジョンの提示と国民の広範な合意形成が不可欠なのはもちろんだが、地方自治体にとっては具体的かつ眼前の 問題でもある。 ▼これに対し、本書は、国内外の詳細なフィールドワークの積み重ねから、具体的政策課題を抽出する。「多文化共生社会」は単なる耳触りのよい桃源郷思想ではなく、政治・経済・社会分野を横断する21世紀日本の喫緊の課題であることが明らかにされる。
- 出版社
- 慶應義塾大学出版会
- 発売日
- 2013-03-28
- ページ数
- 450ページ
- ISBN
- 9784766419290
