
銀の炎
◆第一句集 銀河濃し死とは日時のなき切符 作者の詩の舟はどこへ向かうのであろうか。更なる新世界へ出ることを期待しながら、今後の展開を楽しみに見守りたい。 (序に替えて:佐怒賀正美) ◆収録作品より 糸とんぼ縫うては返す草の風 夜の秋アリア透きゆく森の館 終バスを逃がし信濃に天狼と 身の青むまで珊瑚の海を夏帽子 鼻と鼻寄すマオリの挨拶爽気たつ 炎天や人交ふ辻のドラキュラ像 癌告げ得ぬ今日も芙蓉の雨となる 管の這ふ術後の眠り虫の闇 好き嫌ひ言へぬ身を曳く秋の蟇 小さき炎の自負風に立つ吾亦紅
- 出版社
- ふらんす堂
- 発売日
- 2024-05-21
- ISBN
- 9784781416434
