五更の月
俺は場末の道具屋だ。買取りの依頼を受けては、単なる不用品の多さに「クソったれ」と毒づく。ただ、そんな道具のクソの山からも『なにか』は見つかるかもしれない。俺が自分の肥溜めの底で、やっと見つけたあの光のようにーー。今度は仏像の買取りだ。場所は山間の集落。案外すんなりと話は進んだが、そこで土地の婆さんから「もっと古いのがおる」と聞いた。こいつらより古い仏像? 道具には生まれた理由があり、捨てられず残された理由がある。そいつにはどんな物語が? 婆さんから指定された日にもう一度集落を訪ねる必要がある。 三月十二日 三月十三日 三月十四日 三月十五日 三月十九日 三月二十二日 三月二十四日 三月二十五日 三月二十七日 三月三十日 或る日
- 出版社
- KADOKAWA
- 発売日
- 2026-01-01
- ISBN
- 9784041166345
