グローバル文化と文化の横断
本書は第21回中央大学学術シンポジウム「グローバル化とクレオール化」の研究成果である。本プロジェクトは2004年4月にスタートし、3年間で20回に及ぶ研究会、講演会、セミナー、調査旅行を積み重ね、2006年12月の公開シンポジウムで研究成果を発表した。当初共同研究の企画書はフランス研究の三浦信孝が作成したが、初年度の2004年はアメリカ研究の松本悠子がリーダーをつとめた。歴史的にも地政学的にも異なる条件の中で国民国家形成をとげたフランスとアメリカが、陰に陽に本書における比較史・比較文化研究の二つの極になっているのはそのためである。本書のメリットは手探りにせよ新しい比較史・比較文化論の展望を切り開いたことにある。かつて丸山眞男が嘆いた学問のタコツボ化がますます高じている現在、ささやかであれ共同研究がこうして実を結んだことを、ひとまず慶びたいと思う。〈本書プロローグから抜粋〉
- 出版社
- 中央大学出版部
- 発売日
- 2008-04-05
- ページ数
- 432ページ
- ISBN
- 9784805761694
