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〈兵法三十六計〉で読み解く中国の軍事戦略 : 「戦わずして勝つ」台湾侵略と尖閣占領

〈兵法三十六計〉で読み解く中国の軍事戦略 : 「戦わずして勝つ」台湾侵略と尖閣占領

上田篤盛

【本の内容】 三十六計逃げるに如かず、 遠きと交わり近きを攻める、 無中生有(むちゅうしょうゆう)、 指桑罵槐(しそうばかい)… 習近平政治の底流にある「古典兵法」思想を理解し、中国の次の一手を読む! ◎戦略的撤退と戦術的脱出を駆使した毛沢東の軍事戦略 ◎味方を切り、共通の敵を外に作る──トウ小平以降の権力闘争術 ◎“見せかけの威容”で抑止力を演出する核戦略 ◎“でっち上げ”と過去の歴史で正当化する領土支配戦略 ◎友好を装い、愚かさを演じて相手を欺く仮面の外交計略 ◎少数民族と異文化圏を制圧する「骨抜きとすり替え」の浸透戦略 ◎内部に浸透し、相手の心理を操る中国の情報戦略 ◎他国を使い、近隣を制する外交戦略 ◎第三国の戦争を利用した影響力拡大と対台湾包囲戦略 ◎『超限戦』思想に基づくグレーゾーン戦略 ◎誘導・封鎖・孤立化で有利な戦場を作る作戦・戦術 ◎隙と混乱に乗じて奪い取る領土拡張の戦術 ◎中枢を突き、陽動で攪乱し、混乱に乗じる台湾攻略作戦 ◎奇襲と欺瞞の波状攻撃を用いた台湾侵攻戦術 中国の戦略における根幹は、「戦わずして勝つ」という古典兵法の思想にある。単に戦争を避けるという意味ではない。むしろ本質は、戦いが始まる前に相手の力を削ぎ、自らにとって有利な条件を積み上げ、最終的に武力を用いても確実に勝てる状況を作り出すことにある。中国はすでに、台湾周辺でその片鱗を見せている。 このような状況から、中国の意図を読み解くうえで『孫子』をも上回る示唆を与えるものとして、『兵法三十六計』が注目される。 本書では、台湾、南シナ海、尖閣諸島、そして認知空間といった現代の“戦場”において、『兵法三十六計』がいかに複合的に組み合わされ、戦略的に機能しているのかを、歴史的背景と具体的事例の双方を通じて明らかにしていく。 (はじめにより) (本書の内容) 序 章 中国兵法の哲学と『兵法三十六計』体系 第1章 退き、守り、機を待つーー撤退・回避の計略 1)危地から脱する戦略的・戦術的撤退 2)一部を犠牲にして全体を救う 3)敵の判断を狂わせて退路を得る 第2章 静かに備え、持久戦で勝利するーー持久・温存の計略 1)虚構と権威を活用して優位の態勢を築く 2)力を隠して好機を待つ 3)敵の根を断ち力を奪うーー正面から戦わず“支え”を静かに崩す 4)敵の意識や判断を操作するーー信じさせ、惑わせ、欲に釣る「心の戦い」 第3章 他を使い、口実を創り、柔軟に制するーー間接・柔軟の計略 1)他者の力を得て有利に戦う 2)敵の崩壊を待ち主導権を握る 3)敵の出方に柔軟に対応する 第4章 戦いを設計し、積極的に仕掛けるーー攻勢・奇襲の計略 1)戦場を選び、相手の選択肢を奪う 2)好機を見極め、一気に勝負を決する 3)敵の中枢を狙い、混乱を仕掛ける 4)欺きと奇襲で相手の判断を奪う 終 章 計略を読み、備える国家へーー兵法思考と日本の戦略的課題

出版社
扶桑社
発売日
2025-09-01
ISBN
9784594101374

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