文化遺産との関わり方がつくる未来 : 保存/活用の二元論の先に
本書は文化遺産を「現在と未来をつくる社会的プロセス」と捉え、制度史・学説史を整理した上で、身の回りにあるものすべてが文化遺産に「なりえる」可能性がある事と文化遺産に「なる(なってしまう)」プロセスを解説したものである。そして、グローバル・ナショナル・ローカルという3つの次元における制度・実践・政治をめぐる力学が及ぼす影響についても分析。また日本・アジアの事例を踏まえ、私たちの文化に根ざした視点から、これまで欧米を中心に展開されてきた「批判的ヘリテージ研究」を捉え返しているのも本書の特徴の一つである。文化遺産とは過去のものではなく、現在のもの、未来のためのものである。私たちが、「これから」文化遺産とどう関わればよいのかを考え続ける重要性を提示した一冊。
- 出版社
- ミネルヴァ書房
- 発売日
- 2026-02-01
- ISBN
- 9784623099900
