
否定弁証法
テオドール・W・アドルノ, 著木田元, 翻訳徳永恂, 翻訳渡辺祐邦, 翻訳三島憲一, 翻訳ほか
貫徹する「非同一性」の意識 現代思想に屹立するヨーロッパ哲学の到達点。遂に刊行。 弁証法と「同一性」の呪縛より解放し、仮借なき理性批判をとおして哲学の限界を超える最もラディカルに現代社会と切り結ぶ「批判理論」待望の主著。 〈「根源とは目標だ」という保守的に聞こえる命題の中には、「根源の概念は、その静的な在りもしない姿を捨てるべきだ」という考えすらも言い表されている。それは「目標は根源へと還ることであることである。あるいは〈善き自然〉という幻想に戻ることである」と言っているのではない。そうではなく、「根源はただ目標に対してのみ与えられる、それは目標からはじめて構成される」と言っているのである。この束の間の人生を除いてどこにも根源などありはしない。〉――本文より 【目次】 はじめに 序論 第一部 存在論との関係 Ⅰ 存在論への希求 Ⅱ 存在と実存 第二部 否定弁証法 概念とカテゴリー 第三部 いくつかのモデル Ⅰ 自由――実践理性批判へのメタ批判 Ⅱ 世界精神と自然史――ヘーゲルへの補説 Ⅲ 形而上学についての省察 原注 人名索引 アドルノの反体系について 徳永 恂 訳者あとがき 木田 元
- 出版社
- 作品社
- 発売日
- 1996-01-01
- ページ数
- 534ページ
- ISBN
- 9784878932557
