
北海道南西沖地震・津波と災害復興
関孝敏, 著松田光一, 著・編集横山純一, 著祖田亮次, 著前沢政次, 著橋本雄一, 著ほか
本書は1993年7月12日発災「北海道南西沖地震・津波」による激甚被災地奥尻町の災害復興過程に関する20年にわたる考察をまとめたものである。従来の人文・社会科学分野の災害研究において,これほどの長期にわたって災害復興過程を跡付けた例は皆無に等しいが,災害多発国日本においてこのような持続的研究は欠かせないものであり,本書はそのモデルとしての意義を提示する。 北海道内在住・元在住の研究者を中心とした執筆者に加え,被災当事者の執筆論稿や,被災直後の役場職員によるメモを基にしてその後の関連団体と自治体の動きを整理した年表など,克明な記録を収録。被災自治体奥尻町の協力を得た共同研究の成果をまとめており,待望の地元研究者の手になる著書といえる。 また,「東日本大震災」を踏まえて2013年に実施した奥尻町住民意向調査の結果から,かつての被災経験とその後の復興過程が町民にどう受け止められているかを詳述している。
- 出版社
- 北海道大学出版会
- 発売日
- 2016-06-01
- ISBN
- 9784832968240
