
法律による公権力統制の意義と限界
情報通信技術やAI技術の急速な発展に伴い,従来の法制度は大きな変革を迫られている。本書は,そのような変革の必要性と可能性も見据えつつ,従来型の法律による規律の意義と限界を,捜査活動規制を素材に,日独米の3か国の議論の精緻な分析により整理する。 第1部 導入:GPS捜査最高裁大法廷判決という難問 1 GPS捜査最高裁大法廷判決再訪 2 問題の整理:GPS捜査最高裁大法廷判決を踏まえて 第2部 アメリカ合衆国における展開 1 刑事手続におけるプライバシー保護の範囲をめぐる判例の展開 2 刑事手続におけるプライバシー保護の範囲をめぐる近時の学説の展開 3 規律主体論 4 日本への示唆 第3部 日本における強制処分法定主義 1 法律の留保原則の今日的意義:憲法学と行政法学の架橋? 2 刑訴法学における強制処分法定主義論 3 法律の留保原則と強制処分法定主義の関係 4 小 括 第4部 ドイツにおける法治国原理に基づく警察活動の統制枠組み 1 はじめに 2 本質性理論再論 3 捜査・警察活動における法律の留保論・比例原則の展開 4 おわりに 第5部 総括:加速する技術の進化の下での法律の機能の展望 1 はじめに 2 アジャイル・ガバナンス論の総論的検討 3 アジャイル・ガバナンス論の各論的検討 4 おわりに
- 出版社
- 有斐閣
- 発売日
- 2026-04-08
- ページ数
- 414ページ
- ISBN
- 9784641228955
