イブン・タイミーヤ政治論集
〈ジハード〉とは何か? 西洋近代とは異なる「政治」の要諦。 本書は、イスラーム国法学と政治の一般理論、現代原理主義反体制武装闘争派の革命論に理論的基礎を与えたファトワ―(教義回答)など、現代中東政治を読み解くための最良の古典である。 訳者、渾身の解説付き。 著者タイミーヤは、イスラームの“日蓮”ともいうべき人物であり、中世の代表的思想家、伝統主義的なハンバリー学派の法学者および神学者である。“異教徒”十字軍の侵略、モンゴル軍の怒涛の進撃によって、彼が生きた13世紀のイスラーム世界は荒廃した。その時代にあって、神学にとどまらず当時の政治、社会情勢に敢然と立ち向かい、論争をしばしば巻き起こし、イスラーム思想を革新した。彼の思想は、現サウジアラビア王室から、いわゆる過激派、アルカイダやIS(“イスラーム国”)まで、現代中東政治に多大な影響を与えている。 訳者は、いま最も“危険な”この人物の研究を長年のライフワークとしてきた。本書は、その精華である。
- 出版社
- 作品社
- 発売日
- 2017-12-26
- ページ数
- 336ページ
- ISBN
- 9784861826740
