
井伏鱒二と戦争
今なぜ「井伏鱒二と戦争・原爆」なのか。 被爆者の悲しみを静かに訴えかける名作『黒い雨』…。占領下(シンガポール)の庶民の日常を描いた『花の街』…。心ない文学者によるの「盗作」騒ぎに巻き込まれ、井伏鱒二は、いまだに一部の人々に誤解されたままである。彼の戦争に対する身の処し方を、『黒い雨』などの作品を通して、その深い文学の営みを論ず。「庶民」の思想によって「戦争」に対峙した井伏鱒二という文学者の生き方は、「戦争をする国」が蔓延しだした現代にこそ、多くのことを示唆してくれるのではないだろうか。
- 出版社
- 彩流社
- 発売日
- 2014-07-23
- ページ数
- 228ページ
- ISBN
- 9784779120343
