
いちようさんの虹
本書は「言葉とヴィジュアルの交差」と銘打たれた雑誌「游魚」に掲載された「いちようさんの虹」「聖橋をわたる」の小説二篇、同じく「游魚」初出の「往きて還りしーーICUでの十日間」、静人舎リトルプレス「小さな声で」掲載「降り積もる言葉」のエッセイ二篇から成る。連作とも捉えうる小説二篇は〈いちようさん〉のお店や街そのもので交錯する人びとを描く。小説中の「小さな声でも語り続けていれば、その言葉は誰かに届くし、通じることがあると思う」は本書の通奏低音を成し、エッセイ二篇を読み進めて再び小説へと誘う、吸引力のある円環の世界、かつ開かれた世界への希求が示される。解説「歩行の速度」・保坂和志。 小説 いちようさんの虹 聖橋をわたる * エッセイ 往きて還りしーーICUでの十日間 降り積もる言葉 解説 歩行の速度 保坂和志
- 出版社
- 静人舎
- 発売日
- 2026-05-12
- ページ数
- 185ページ
- ISBN
- 9784909299321
