
イノチの天音 響きあう家族のとき
神話を読んだような--などというと平明さんは「気色が悪い」というでしょう。でも、お二人が日常の言葉で気取りなく事実を語ろうとしても、天音さんの重さが本に深さを刻んでしまうのだと思う。 ヒロミさんが、天音さんを描き続けたのも、なにか大いなるものの意志を感じてしまいます。なにより天音さんは、ヒロミさんの絵の中で生きています。 若くして亡くなられた人のことは、生き残った人が、あの手この手で覚えていてあげなくては--。天音さんの無言、大きな瞳、少女の香り、短い人生が語るものを聞こうとしなくては--と、シンとした気持ちになっています。(作家・山田太一)
- 出版社
- ジャパンマシニスト社
- 発売日
- 2001-10-10
- ページ数
- 160ページ
- ISBN
- 9784880491721
