
石元泰博 写真という思考
石元泰博という巨大な写真家を語ることは容易ではない。なぜなら石元の生涯を語ることは世界の写真史を語ることであり、石元の軌跡を語ることはモダンアートの軌跡を語ることになるからだ。モホイ=ナジがシカゴに運び、アメリカにおいて開花したモダンアートの理念とその果実は石元の作品=写真に息づき、さらにモダンを超えようとする。 ニューバウハウス(インスティチュート・オブ・デザイン)に学び、『シカゴ、シカゴ』『桂 日本建築における傳統と創造』『伝真言院両界曼荼羅 教王護国寺蔵』『桂離宮 空間と形』で数々の賞を受賞。ほかに『イスラム——空間と文様』『湖国の十一面観音』『伊勢神宮』など写真集は40冊を超え、日本、アメリカ、カナダの主要美術館に多くのパブリックコレクションを持つ写真家石元泰博の、これは初の評伝であり、ドキュメントである。漆黒の階調を湛える石元泰博の作品写真100点以上を収録。巻末年譜には貴重な未公開写真を収録。
- 出版社
- 武蔵野美術大学出版局
- 発売日
- 2010-05-18
- ページ数
- 324ページ
- ISBN
- 9784901631952
