
石とザアタルの地 パレスチナ文学アンソロジー
1950年代から現代まで、8名の作家でたどるパレスチナ文学の道程 海が大好きだった弟、太陽の写真を撮ることが好きだった夫……。レバノンでの虐殺とイスラエルによる空爆を経て「殉難者の妻」になるまでを夢と現実のあわいで回想する表題作「石とザアタルの地」のほか、8名の作家による詩・小説を収録。 山本 薫、岡 真理、武田朝子、田浪亜央江、佐藤まなによる作家・作品の訳者解説を付す。 破壊と殺戮のなかで、その歴史を物語に託し、書き紡いできた者がいる。パレスチナのために、自由のために。 不条理に故郷を奪われ、権利や尊厳をどれだけ踏みにじられようとも、文学という最も人間的な創造行為をあきらめないパレスチナ人作家たちの存在は、それ自体が希望である。(編者解説より) パレスチナ周辺図 ファドワ・トゥカーン 「洪水と木」「絶望のための小さな歌」「タンムーズともうひとつのこと」(武田朝子 訳・解説) ガッサーン・カナファーニー 「ガザからの手紙」「梟は遠き部屋に」(岡 真理 訳・解説) マフムード・ダルウィーシュ 「身分証明書」「パレスチナの恋人」(岡 真理 /山本 薫 訳・解説) リヤーナ・バドル 「石とザアタルの地」(山本 薫 訳・解説) アーティフ・アブーサイフ 「宝くじ」(山本 薫 訳・解説) イブティサーム・アーズィム 「十月の風」「シャーヒーン」(山本 薫 訳・解説) アダニーヤ・シブリー 「この海はムハンマド・アルハディーブのもの」(田浪亜央江 訳・解説) スヘイル・ハンマード 「ガザ連作」(佐藤まな 訳・解説) 編者解説 パレスチナの文学を読む 山本 薫 読書案内 訳者略歴
- 出版社
- 皓星社
- 発売日
- 2026-07-13
- ページ数
- 248ページ
- ISBN
- 9784774408873
