
イスラームの誕生
フレッド・マグロウ・ドナー, 訳後藤明, 監修亀谷学, 翻訳橋爪烈, 翻訳松本隆志, 翻訳ほか
預言者ムハンマドによってはじめられた「信仰者運動」とは何だったのか―――。 イスラームはいつ、どのような形でキリスト教やユダヤ教とは異なる宗教として成立することになったのか―――。 ▼「イスラームの起源」は近年、盛んに議論されている問題である。 ▼特に1970年代以降、イスラーム共同体の中で伝えられてきた、神の啓示と預言者ムハンマドの生涯についての伝承に基づいて構成された従来の歴史像が、ムスリム史料を批判的に検討する歴史研究者らによって再考されてきた。本書の著者、フレッド・マグロウ・ドナーもその一人である。 ▼ドナーは、クルアーンを第一の同時代史料として用いるとともに、近年進展してきた貨幣・碑文・パピルス文書の研究、そして考古学の成果、あるいはキリスト教徒などの非ムスリムの手による文献史料についての数多くの分析を統合し、初期イスラームの新たな相貌を提示した。 ▼初期イスラーム史研究の碩学が、イスラーム誕生へのプロセスを、入門者にもわかりやすく、そして鮮やかに描き出す。
- 出版社
- 慶應義塾大学出版会
- 発売日
- 2014-06-22
- ページ数
- 304ページ
- ISBN
- 9784766421460
