
泉 鏡花 百合と宝珠の文学史
匂いたつ 夢幻の 森をゆく ▼指環、花、飴、くだもの、雛、汽車、骨……作品にちりばめられた多彩なイメージを手がかりとして、神秘のミクロコスモスをひもといてゆく。第31回サントリー学芸賞受賞の著者が描く、あでやかでかぐわしき、泉鏡花の物語世界。 ▼『高野聖』『歌行燈』など、幻想とロマンあふれる作品を多数世に送り出した泉鏡花(1873~1939年)は、今日でも人気の高い作家のひとりである。本書では、幻想の魔術師・鏡花の隠された別側面――百合と宝石のごとくいきいきと輝く豊穣な世界観を明らかにする。著者の女性的な視点と筆致の冴える珠玉の本格評論。
- 出版社
- 慶應義塾大学出版会
- 発売日
- 2012-09-22
- ページ数
- 352ページ
- ISBN
- 9784766419726
