
自己を超えて
「自己を超えて」他者への受容性と慎み深さの生の地平を切り開く本書は、ウィトゲンシュタインとハイデガーとの接点たる「言語の限界」の思想から、レヴィナスの他者の思想へ、そしてカベル、エマソンのアメリカ哲学における自己超越の思想へと哲学的対話を展開する。これによって著者は、リベラリズムにおける「自律」や「主体」の意味を再考し、英米分析哲学とヨーロッパ大陸哲学を架橋すべく、もう一つの教育哲学の系譜を提示する。いかにして哲学を日常性に連れ戻し、日常性に哲学的思考を蘇らせることができるかを問いかける本書は、閉ざされたエコノミーから開かれたエコノミーへと思考と実践の転換を促し、「他者を志向する/別の仕方での教育」の可能性を拓く実践哲学の著である。 ★英国ウィトゲンシュタイン協会・会長 ダニエル・モイヤル=シャロック氏推薦! この優れた書物の中で、ポール・スタンディッシュは、分析哲学と大陸哲学の間の創造的な緊張関係に独創的な視点を投じる。
- 出版社
- 法政大学出版局
- 発売日
- 2012-03-06
- ページ数
- 652ページ
- ISBN
- 9784588009723
