神保光太郎 : 詩人の生涯
<<酷薄な現実の中にも、「たくさんの色どり」を見出して――。>>激動と不安の時代に、リアリズムを描きながらロマンを夢見る詩を綴った詩人・神保光太郎。青春時代から、戦時中の報道班員の時代もあり、山形から京都・東京・埼玉へと活動の拠点を追求し、立体的に創作活動をまとめた研究の書。* * * * *この本は詩人神保光太郎の生涯について詳しく書いた。もうずいぶん昔のことだが、私は娘を連れて神保邸宅へ行った。その時、奥様もいて私の娘へお菓子をくださった。娘は「今は食べなくて家へ帰ったら食べるよ。」と言った。光太郎さんは白髪のおじいさんだったが、大きな声で出身地の山形や、大学時代の京都を話して、ワッハッハと笑った。そして、今住む浦和の風景を彼は話した。別所沼という池があり、公園もあった。その池のまわりを歩き、公園の木々をあおぎ見たという。こうした神保さんの話を聞いて私は神保宅を出た後、娘と共に、池や公園を見た。すばらしい風景だった。神保光太郎の生涯は戦争もあって大変だったが浦和に住んだことをうれしく思ったようだ。(「あとがき」より)
- 出版社
- てらいんく
- 発売日
- 2023-11-30
- ページ数
- 170ページ
- ISBN
- 9784862611819
