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地震の揺れを科学する

地震の揺れを科学する

山中浩明, 武村雅之

強震動とは,地震によって引き起こされる強い揺れのことである.この揺れはどのように発生し,どのように伝わって被害をもたらすのか.揺れを予測して大地震を迎えうつにはどうすればよいのか.地震学会の第一線の研究者が研究の最前線をわかりやすく解説する. 【著者からのメッセージ】 地震の本といえば,「どこで断層が動いて地震を起こすのか?」とか,「地震の被害を減らすためのノウハウは?」とかが書かれたものがほとんどで,肝心要の“揺れ”について正面から取り上げた本はほとんどありません.これは,地震で揺れるということがあまりに当たり前であるために,かえって揺れの仕組みをやさしく解説することが難しいからではないでしょうか.  地震による強い揺れを“強震動”と言いますが,強震動を捉えて科学的に分析すると,さまざまな要素が絡み合った現象であることがわかります.震源で断層がどのように,またどのくらいの規模ですべるのか? またその際生まれた地震波がどのような経路をたどってわれわれのいるところまで到達するのか? そして最後に,その強さを決める一番重要な要素は,われわれのいる場所がどのような地盤の上にあるのか?などです.  本書は,第一線で活躍する強震動の研究者が力を合わせ,このように複雑な揺れの現象をできるだけわかりやすく解説したものです.昨今,国や自治体がこぞって発表している強震動予測地図も理解不足では役に立ちません.これらの意味を理解し有効に活用するためにも必読の一冊です.(武村雅之) 【日本地震学会会長・東大地震研究所教授 島崎邦彦氏推薦!】 「読みやすい導入部から,震源の仕組み,地震波の伝わり方,そして地盤,と教科書的流れを踏まえつつも,数式なしで強震動を解き明かすという離れ業をやってのけた本である.」

出版社
東京大学出版会
発売日
2006-07-01
ページ数
200ページ
ISBN
9784130637046

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