
自由の論理
物理化学者にして、〈暗黙知〉を提唱した思想家であるポランニー。ソビエト社会主義政権のもとで「科学の計画化」が進められていることを知った彼は、集中的権威による科学のコントロールに警鐘を鳴らし、学問の自由と自律の重要性を訴える。では、いかなる組織が真の自由を可能とするのか? 本書では、科学コミュニティと同じく社会全体も、個人の信念を保障しつつ異論を調停していくような、「自発的秩序」のシステムを備えた組織となる必要性を、様々なモデルを用いて説明していく。国家による科学・技術のコントロールに危機感が高まる今日、あらためて読まれるべき一冊。 序 言 1 科学の範例 1 純粋科学の社会的メッセージ 2 科学的確信 3 学問の自由の基礎 4 科学の自治 5 科学と福祉 6 計画化された科学 2 その他の範例 7 首尾不一致の危険 8 集中的指令の制御範囲 9 利潤と多中心性 10 社会的課題の管理可能性
- 出版社
- 筑摩書房
- 発売日
- 2026-05-11
- ページ数
- 368ページ
- ISBN
- 9784480513755
