
ジョイスの反美学
モダニズム文学の金字塔『ユリシーズ』とはモダニズムへの大いなる“不満の書”である! スラヴォイ・ジジェク翻訳者による、圧倒的な『ユリシーズ』論! 西洋モダニズムにおける美学(芸術を手本とする身体デザイン、 没関心、観照的態度など)と政治(優生学、ファシズム、帝国主義など)の結託 ――「政治の美学化」。T・S・エリオット『ユリシーズ論』とは対極に立ち、 ジェイムズ・ジョイス『ユリシーズ』のなかの「反美学」を精緻に読み解く。 美学とそれが発生させる不満(ジレンマ)は、歴史的文脈あるいは言説をふまえなければ見えてこないにもかかわらずその文脈や言説に書き込まれているわけではないある種の不在の「問い」であり、ジョイスの「反美学」はそれにたいする「答え」である。(「跋」より)
- 出版社
- 彩流社
- 発売日
- 2014-02-21
- ページ数
- 352ページ
- ISBN
- 9784779119859
