
女性参政権運動家 エメリン・パンクハースト
イギリス女性参政権運動、サフラジェットの指導者の全貌! 本書は、19世紀後半から20世紀の世界恐慌の直前まで“弱者と女性と平等”を求めて闘い続けた女性の評伝である。パンクハーストは、自由党を皮切りに社会主義思想に共鳴しながら女性参政権獲得運動を始める。既成政党や既成女性組織に飽きたらず、独自に女性社会政治 同盟を組織し、過激な実力闘争を実行、逮捕後にハンガーストライキを展開、政権に圧力をかけ続けた。しかし、第一次世界大戦が始まると、大英帝国のために国家協力を始め、戦後は保守党に入って活動して行く。政治的信念を貫く過激派だったのか、それとも如才ない変節者でしかなかったのか、毀誉褒貶に晒されながら、信念を持ち生き続けた希有の女性参政権運動家の全貌を描く。 【主な目次】 口 絵 序文──政治よりも信念 ・文献資料の紹介 ・テーマと内容 第Ⅰ部 政治的助走期間 1858─1903年 第1章 形成期 1858─ 80年 ・家系 ・初期の政治的影響 ・リチャード・パンクハースト 第2章 自由党時代 1880─94年 ・妻と母 ・仕事 ・選挙運動 ・女性の権利と参政権 ・女性参政権連合(Women’s Franchise League, WFrL) 第3章 独立労働党時代(ILP) 1894─ 1903年 ・救貧法に対する取り組み ・知的障害者の保護 ・高齢者の保護 ・失業者の救済 ・1895年の総選挙 ・戦闘的戦術(ミリタンシー)へ──ボガート・ホール・クラフの集会 ・リチャード・パンクハーストの死 ・教育 第Ⅱ部 サフラジェットの全貌 1903─14年 第4章 サフラジェットの始まり 1903─ 07年 ・なぜエメリン・パンクハーストは参政権を望んだのか ・戦闘的戦術(ミリタンシー)へ向かって ・合法的戦闘的戦術(ミリタンシー) ・戦術的投票・選挙政策と実践 ・断念 第5章 行動と言葉 1908─ 09年 ・逮捕、裁判、投獄 ・選挙運動 ・穏やかな抗議 第6章 言葉ではなく行動を 1910─12年 ・政治との関わり ・平和的啓蒙宣伝活動 ・調停法案の頓挫 ・1912年の投獄体験 ・戦闘的戦術(ミリタンシー)に対する反応 第7章 戦闘的戦術(ミリタンシー)の最盛期 1913─14年 ・戦闘的戦術(ミリタンシー) ・投獄と「猫とねずみ条例」 ・逮捕の手を逃れて 第8章 国際的な資金調達 1909─13年 ・カナダ講演旅行 1909年 ・アメリカ講演旅行 1911年 ・カナダ講演旅行再び 1911年 ・訪米 1913年 第Ⅲ部 参政権運動後の活動 1914─28年 第9章 第一次世界大戦 1914─18年 ・ドイツ観と戦争に対する態度 ・女性と戦時労働 ・性の政治 ・男性の戦時労働奨励 ・ロシア訪問 ・アメリカ、カナダ訪問 第10章 戦後の生活 1918─28年 ・性と帝国、カナダでのエメリン・パンクハースト ・カナダ性病撲滅全国評議会での仕事 ・保守党に加入 ・保守党での活動 まとめ 異端者からヒロインへ 訳者あとがき 参考文献/原註/索引(人名・事項)
- 出版社
- 彩流社
- 発売日
- 2022-09-13
- ページ数
- 340ページ
- ISBN
- 9784779128479
