儒医の文芸
はじめに 序章 儒医についての序説 1 医陰から儒医へ 2 伊藤仁斎「儒医弁」 3 同時代の医師の言い分 4 小括 第一章 医陰の文芸ーー医事説話の誕生ーー 一ー1 医事説話 〔「医事説話」集の嚆矢たる『医談抄』/「人面瘡」説話の展開/医書に奇病の部あり/おわりにーー医事説話の成長〕 一ー2 医学書と謡曲 〔曲直瀬文化圏と道三説話の流行/謡曲『仲遠』について/曲直瀬と『察病指南』講釈〕 一ー3 医事説話の行方ーー孫思邈説話をめぐってーー 〔謡曲『孫思邈』/孫思邈説話の展開/謡曲『孫思邈』『簠簋内伝抄』の出典ーー吉田意安『歴代名医伝略』のインパクト〕 一ー4 『しのだづま』小考 〔『簠簋抄』/龍宮から贈られたもの/孫思邈説話〕 一ー5 儒医と孫思邈 一ー6 名医伝と藪医譚との間 〔藪医譚の濫觴ーー『竹齋』/藪医譚ーー典薬・法印との対比/名医伝ーー医陰の視座から/名医伝と藪医譚との間〕 一ー7 小括 第二章 儒医の文芸 二ー1 儒医・香川修庵 〔儒医一本論/自我作古/香川修庵と古義堂/伊藤東涯と医学書/再び『本草妓要』から見えるもの〕 二ー2 儒学論争から医学論争、そして国学論争へ 〔戸田旭山/修庵『薬選』と旭山『非薬選』/儒学論争ーーすべての始まり〕 二ー3 象と香川修庵 二ー4 儒医の宴 〔後藤艮山六十歳賀集『祝寿編』/香川修庵六十歳賀集『奉觴篇』/香川修庵七十歳賀集『家蔵喜事』〕 二ー5 伊藤長堅『明詩大観』と香川修庵 二ー6 小括 第三章 都賀庭鐘雑考 三ー1 著述 〔『垣根草』の作者は誰かーー儒医の文芸の観点から/『通俗医王耆婆伝』〕 三ー2 医学 〔香川修庵と都賀庭鐘/都賀庭鐘と上田秋成〕 三ー3 書・篆・茶・漢詩 〔大枝流芳・新興蒙所と都賀庭鐘/投壺/印譜〕 三ー4 庭鐘と明清文学・古文辞学 〔『徂徠先生可成談』/荻生翁と『繁野話』/古方医学と荻生徂徠〕 三ー5 庭鐘と和歌 〔『英草紙』『繁野話』と和歌/都賀庭鐘と『夫木和歌抄』/都賀庭鐘と和歌集序文〕 三ー6 小括 終章 おわりに あとがき/索引(主要人名/主要書名・事項)
- 出版社
- 汲古書院
- 発売日
- 2025-09-01
- ISBN
- 9784762937019
