
重力からみる地球
17世紀にニュートンが発見した重力の理論は,自然界が非常に簡単な物理法則に従うことを明らかにし,自然科学の進歩を導く役割を果たした.アリとゾウを比べればわかるように,サイズが大きくなるほど重力の効果は大きく,地球くらい大きくなると硬い岩石もその重力には逆らえない.海洋の変動はもっと重力に従順である.本書は,そのような見方で重力をとらえ,(寺田寅彦流に)観測データを解釈するとともに,人工衛星や超伝導重力計の利用,海底の観測などから得られる地球システムの変動に言及し,来世紀の新しい重力探査機への展望を述べる.
- 出版社
- 東京大学出版会
- 発売日
- 2000-10-01
- ページ数
- 184ページ
- ISBN
- 9784130637008
