駕籠屋春秋. 3
江戸で人気の駕籠舁きといえば、“駕籠留”の新三と太十だ。 夏も間近な小雨の日、新三と共に町を流していた太十は、川に身を投げんとしていたおそのという女を助ける。 彼は幼い頃、母親を身投げで亡くしており、おそののことを放っておけなかったのだ。 しかしおそのは、自分は死なねばならぬとしきりに嘆く。彼女に一体何があったのかーー。 太十は新三と共に、背後にある事件を追うが、普段は冷静な彼の心は千々に乱れ……。 「新さんと太ァさんは、ほんにやさしい男だねえ」 小粋な二人組、今日も江戸を駆ける! 一 不死身の男 二 帰ってきた男 三 雨やどり
- 出版社
- KADOKAWA
- 発売日
- 2026-02-01
- ISBN
- 9784041156629
